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ソロツーリングテントの3条件「軽い」「中で座れる」「雨に強い」を満たすのは55張中3張だけ
1タッソUL2エクスギア ソロテント3パンダライト
バイクや自転車でソロキャンプに行くなら、テントは軽くしたい。でも中ではいすに座って過ごしたいし、雨にも強いほうがいい。比較室に載っている現行の1〜2人用テント55張を、重さ3kg以下・設営時の高さ120cm以上・フライの耐水圧1,500mm以上の3つの条件で絞ってみました。3つとも満たしたのは、3張だけでした。
3つの条件
| 見たいこと | 条件 | 線の理由 |
|---|---|---|
| 軽い | 重さ 3kg以下 | 運ぶときの「軽い」の目安として、比較室が置いた線 |
| 中で座れる | 高さ 120cm以上 | いすに座って過ごせるかの目安として、比較室が置いた線。高さは設営時のいちばん高いところ |
| 雨に強い | 耐水圧 1,500mm以上 | 強い雨にも対応できる目安として、一般に言われている数字。フライ(外側の幕)の値 |
ソロツーリングでよく挙がる「コンパクト」(収納サイズ)は、条件に入れていません。ポールを別の袋にして本体だけの寸法を載せるメーカーと、まとめた寸法を載せるメーカーがあり、同じ物差しで比べにくいためです。3張のうちエクスギア ソロテントは、収納サイズを公表していません。
結論を先に
- 3つの条件を全部満たすのは、55張中3張です。そのうちドーム型は1張だけでした。
- 効いているのは「軽さ」と「高さ」の2つです。3kg以下の17張のうち、120cm以上は3張しかありません。耐水圧の条件を足しても、1張も減りませんでした。
- 重さを5kgまで広げると14張、高さを115cmまで下げると9張に増えます。
3つとも満たすのは3張
図の左上、薄い箱(3kg以下・120cm以上)に入っているオレンジの点が、1のタッソUL、2のエクスギア ソロテント、3のパンダライトの3張です。
ただし、形はそろっていません。ドーム型はエクスギア ソロテントだけで、タッソULとパンダライトは1本のポールで立てるワンポール型です。ワンポール型は真ん中がいちばん高く、壁ぎわに向かって低くなります。
タッソULはいちばん軽い1.2kgですが、床がありません。フライ(外側の幕)とポールだけで張るシェルターです。
軽いテントは、低い
3kg以下のテントは17張あります。そのうち高さを公表している16張を見ると、13張が105〜117cmでした。図の左側で、120cmの線のすぐ下に点が固まっているところです。
その13張のうち9張は、比較室で「登山」に分類しているテントです。軽さを優先したテントほど天井が低い、という形がデータにはっきり出ています。
耐水圧のほうは、ここではほとんど効きません。1〜2人用の55張のうち44張が1,500mm以上で、軽くて高い3張は、どれもこの線を越えていました。
「設営時の高さ」はいちばん高いところ
メーカーが公表している高さは、テントのいちばん高いところの数字です。中でいすに座れるかどうかは、その高さがどのくらいの広さで続くかにもよります。
もう1つ、外側の幕(フライ)と寝室(インナー)で高さが違うことがあります。エクスギア ソロテントはフライが130cm、インナーが108cm。パンダライトはフライが150cm、インナーが130cmです。いすを置くのが前室なのか寝室なのかで、見る数字が変わります。
どの条件をゆるめる?
3張では選びきれないときは、どの条件をゆるめるかを考えます。
重さを5kg以下まで広げると、3つの条件を満たすのは14張になります。歩いて運ぶなら3kgは大事な線ですが、バイクに積むなら、そこまで軽さにこだわらなくてもよいかもしれません。
実際、名前に「ツーリング」「ライダー」「バイク」が入るテントは9張ありますが、いちばん軽いものでも3.6kgで、3kg以下は1張もありませんでした。
高さを115cmまで下げると、重さ3kg以下・耐水圧1,500mm以上のまま9張になります。使ういすの高さによっては、これで足りることもあります。
この記事の範囲と基準
- 比較室に載っている現行のテントのうち、実用人数が1〜2人の55張が対象です(廃盤・入手困難は除く)。
- 条件の線(重さ3kg以下・設営時の高さ120cm以上・フライの耐水圧1,500mm以上)は、比較室が置いた目安です。メーカーの推奨値ではありません。
- 数字はメーカーの公表値です。重さに何を含めるか(ペグ・張り綱・収納袋など)はメーカーによって違います。
- 高さを公表していない3張と、耐水圧を公表していない4張は、その条件を満たさないものとして数えています。図には重さと高さの両方が分かる52張だけを入れています。
- 公表値と取得日は、各製品ページで原文とあわせて確認できます。
よくある質問
耐水圧1,500mmで足りますか?
キャンプで使うテントの目安として、よく挙げられる数字です。耐水圧の意味と目安は、比較室の記事「テントの耐水圧を並べたら」で出典つきで整理しています。
いちばん軽いのはどれですか?
3つの条件を満たす3張では、タッソULの1.2kgです(付属品を除いた重さ)。ただし床の無いシェルターなので、床のあるテントと同じようには使えません。