ワンポールテント比較
掲載モデルを同じ縮尺で並べています。破線は身長170cmの目安です。
中央の1本ポールで立てる、円錐・多角形のシルエットが特徴のテントです。設営はシンプルですが、選ぶときは重量と耐水圧の数字が素直に対応しない点に注意が必要です。耐水圧が数百mm台のモデルはポリコットン(T/C)素材で、数値の低さがそのまま雨への弱さを意味するわけではありません。重量・耐水圧・素材を同じ項目で並べて確かめてください。
選び方の3つの軸
1重量は「どう運ぶか」で決まる
ワンポールは重量の幅が極端に広いカテゴリです。背負って運ぶのか、車から下ろすだけかで候補が半分以下に絞れます。ここを先に決めないと、他の条件を比べても意味がありません。
2耐水圧の数字は、素材とセットで読む
耐水圧が低い=雨に弱い、とは限りません。T/C(ポリコットン)は綿が水を含んで繊維が膨らみ、目が詰まって水を防ぐ構造で、数値そのものは低く出ます。数字だけで並べ替えると、この素材が不当に下に来ます。
3「高さ」は中央だけの高さ
ワンポールは中央が最も高く、壁に近づくほど天井が下がります。全高250cmでも、立って歩ける範囲は中央付近だけです。床面積と全高の両方を見ないと、居住性を読み違えます。
データが示すこと
- 現行41モデルの重量は 1.2kg(タッソUL)から 23.5kg(タケノコテント2)まで、約20倍の開きがあります。
- 耐水圧(フライ)は 350〜2,000mm。
- 耐水圧が1,000mmを下回る11モデル(チマキテント、ワンポールテントRX(M)TC、グロッケ12 T/C-II、グロッケ16 T/C、グロッケ8 T/C、ムシャテント、レンコンテント2L、レンコンテント2M、ショウネンテントTC、タケノコテント2、タッソ T/C)は、すべてT/C素材です。数値の低さは素材の性質によるもので、雨への弱さを意味しません。
- 実用人数は 1〜10人、全高は 150〜350cm。
用途から絞る
背負って運ぶなら7モデル
徒歩やバイクで運ぶなら、まず重量から。この重さなら他の装備と一緒に担げます。
CSクラシックス ワンポールテント ヘキサゴン300UV
立って過ごせる広さなら19モデル
中央付近に限られますが、かがまずに着替えたり調理したりできる高さです。
CSクラシックス ワンポールテント DXオクタゴン460UV
CSクラシックス ワンポールテント オクタゴン460UV
サーカスTC DX+ NATSUバージョン (窓付きフロントフラップ付)
CSクラシックス ワンポールテント DXオクタゴン400UV
焚き火のそばで使うなら19モデル
T/C(ポリコットン)は化繊より火の粉に強い素材です。耐水圧の数値が低く出るのは上記の軸2のとおりです。
サーカスTC DX+ NATSUバージョン (窓付きフロントフラップ付)
その他のおすすめ8モデル
上の3つには当てはまりませんが、車で運んで使うぶんには扱いやすい標準的なサイズです。
トレッカー ワンポールテントレクタ270UV タイプ2
Tradcanvas Vポール Tepee400-BB
生産終了モデル4モデル
メーカーでの生産は終了しています(流通在庫が残っている場合があります)。比較の参考として掲載しています。
よくある質問
ワンポールテントは雨に弱い?
構造そのものの弱点ではなく、素材と縫製で決まります。掲載モデルの耐水圧はフライで350〜2,000mmと幅がありますが、低いものはT/C素材で、綿が水を含んで目が詰まることで雨を防ぎます。化繊のモデルは数値どおりに読んで問題ありません。
一本で立てるので設営はかんたん?
ポールが1本なので手順は少なくなりますが、多くは非自立式です。先に床の四隅をペグで固定してからポールを立てるため、ペグが刺さらない場所では形が作れません。石が多い場所や板張りのサイトでは、別途おもりや設営方法の工夫が要ります。
結露はしやすい?
ワンポールの多くはインナーを持たないシングルウォール構造で、外気との温度差が生地に直接出ます。スカート付きのモデルは冷気の侵入を抑えられる一方、閉め切ると結露しやすくなります。ベンチレーションの有無と使い方でかなり変わります。